純度100%のメスが実在する【ハイゼンベルクでも99.1%】

物語の中ではウォルターもといハイゼンベルクの「ブルー・メス」は99.1%という誰にも真似できない純度の高さで知られていますが、実は現実社会では何度か純度100%のメタンフェタミンが押収されています。

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ジェシーが出した最高純度は96.2%。ていうかこの機械100%計れなくね? © AMC

2013年8月、モンタナ州最大の都市ビリングスで44歳のAdrian Ralph Krellという人物が、純度100%のメタンフェタミン11グラムと拳銃を不法に所持していたとして逮捕されています(英文記事はこちら)。彼は年間350万〜500万円近く稼ぐ「成功した」ドラッグ・ディーラーだったようです。

また、テキサス州ラボックの保安官ローウェ氏は「道で売られているメスを押収して検査したところ、純度は100%だった」と言っています(英文記事はこちら。2015年の記事)。「今まで誰もそんなものはみたことがなかった」「まるでブレイキング・バッド」とも。

さらに2011年にはインディアナ州で、モーターサイクルギャングの「Sons of Silence」のメンバー数名が、ドラッグ密売やマネー・ロンダリング、銃刀法違反、窃盗などで逮捕されましたが、この際に押収されたメスはほぼ100%の純度だったそうです。「Sons of Silence」はアメリカのモーターサイクルギャングの中でも最も危険なギャングのひとつとされているそうで「ブレイキング・バッド」というより「サン・オブ・アナーキー」か?
この事件を報じたニュース動画はこちら↓。

Feds: 100 percent pure meth in gang case | Youtube

というわけで、純度100%のメタンフェタミンは実在するようです。ウォルター…。あんなに純度にこだわってたのに…。ハンクも「DEAの化学者にも作れない純度」って言ってたのに…。

現実怖い。

ただ、2006年の調査によると、平均的なメスの純度は51%(!)とかなり低いようです。この前年の2005年には平均純度は77%だったそうで、年々質が悪くなっているとか(The Good Drug Guideより)。

ちなみに「ブレイキング・バッド」でのキャラクターごとの最高純度は以下の通りです。

キャラクター純度
ウォルター・ホワイト99.1%
デクランと会った時のウォルターのセリフから(シーズン5エピソード7「私の名は」
ジェシー・ピンクマン96.2%
メキシコのラボで製造したもの(シーズン4エピソード10「復讐の杯」
ゲイル・ベティカー96%
ガスのスーパーラボを設置中に自己申告している(シーズン4エピソード1「ガスの怒り」
トッド・アルキスト76%
叔父のジャックのラボで製造したもの(シーズン5エピソード13「決別の荒野」
デクラン68%
ウォルターが引退して質が落ちたと訴えに来たリディアが「68%」と言っている(シーズン5エピソード9「汚れた金」