「ブレイキング・バッド」最初のエピソード、hulu版はdTV版より10分長い

「ブレイキング・バッド」の最初のエピソードは、hulu版とdTV版で違いがあります。どうもhuluが無修正版(=DVD版 Uncensored Original Version)、dTVが修正版(=TV放映版 International TV Version)みたいです。

今のところ(2015/8) 私はhuluとdTVを契約してるんですが、どちらかというとhuluを観ることが多いのでつい先日まで全然気づきませんでした。よく見たら、シーズン1エピソード1はhuluが58分、dTVが48分25秒と10分近く違います。どこが違うのか、しつこく違いを追ってみました。

【2015/10追記】 Netflix版はhulu版と同じです。

【2016/8追記】 2016年8月現在、Hulu、dTV共に「ブレイキング・バッド」の配信は終了しています。

【違い1】ティーザー直後の場面

テーマ曲からの「Created by Vince Gilligan」直後、「3週間前」のシーン。ここはかなり違いがあります。

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dTV版

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hulu版

dTV版はすでに明るい朝でこの直後に朝食シーンですが、hulu版はまだ外は暗い時間(ウォルターの目覚ましによると5:02)。ウォルターがスカイラーより一足早く起きて、ステッパー(健康器具)を踏むシーンがあります。ベッドのそばにはベビー・グッズがたくさんあり、もうすぐ赤ちゃんが生まれることがわかります。

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ベッドサイドやクローゼットにお祝いやベビー・グッズがあふれている

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ステッパーを踏むウォルター(このあとステッパーが壊れたっぽいのがまた…)

また、壁にかけられた賞状から、ウォルターが過去にノーベル賞に関わるような仕事をしていたこともこのシーンでわかるんですが、dTV版では全部カットされています。

【違い2】朝食シーン

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「普通のがいいよ こんなの食えない」というセリフはdTV版にはない

野菜ベーコンをジュニアが嫌がるシーンが、hulu版のほうが若干長いです。

【違い3】登校シーン

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dTV版はこのすぐあとに教室のシーンへ

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hulu版は校舎に入るまでのシーンがある

dTV版は車で学校についたところで教室のシーンに移りますが、hulu版では車から降りて荷物を取り、ジュニアに声をかけてから校舎に入っていく場面があります。

【違い4】教室シーン

dTV版では以下のシーンがありません。

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ウォルターが「科学で何を学ぶのかわかるか?」とたずね、生徒のベンが「化学物質」と答える

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ウォルターが教室で一人仕事をしながら昼食を食べている

【違い5】洗車場のシーン

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「ホワイト先生じゃん ピカピカにしてくれよ」「ウソみたい チャドの車を誰が磨いてると思う? 化学の先生よ」

ウォルターのバイト先である洗車場では人手が足らずレジから洗車に回されますが、そのとき、hulu版ではリア充生徒のチャドとそのガールフレンドがやってきてウォルターをからかうというシーンがあるんですが、dTV版ではカットされています。

【違い6】帰宅シーン

洗車場のバイトを終えて帰宅するウォルターですが、このシーンでもhulu版の方が長く、車のダッシュボードが壊れていて何度も叩くシーンがあります。が、hulu版はそのシーンの後すぐ家のドアの前になりますが、逆にdTV版では洗車場→車が家に到着して駐車場に入れるシーンがあります。

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dTV版では家に到着〜駐車場に入れるシーンがある

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hulu版では壊れたダッシュボードを叩くシーンがある

以前ノーベル賞に関するトリビアでウォルターの車にある身障者用ライセンスのことを書きましたが、dTV版にはこのシーンはありませんでした。

【違い7】ベッドシーン1

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ベッドシーンというか、スカイラーがウォルターの誕生日だから…といいつつ、ネットオークションを見ながらすごーくおざなりに「手でいたす」シーンがあるんですが、dTV版では丸ごとばっさりカットされていました。

【違い8】救急車内のシーン

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倒れたウォルターが病院に運ばれるシーンで、救急隊員に「保険が心配だから途中で降ろしてくれ」と頼んだり、救急隊員がウォルターにタバコを吸っているか聞いたりするんですが、これもdTV版ではばっさり。

【違い9】スカイラーと銀行との電話シーン

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hulu版の方が電話のシーンのスカイラーのセリフが少し長いです。

【違い10】「その眉毛にも!」シーンのセリフ

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“F**k you, Bogdan.” “I said, ‘F**k you.’ And your eyebrows!”

hulu版では普通に「F**k」と言っていますが、dTV版では音声が消されています。

また、このあとのシーンで、ウォルターがDEAと一緒にいたことに気づいたエミリオがジェシーに向かって言う「裏切ったな(You ratasnitch motherf**ker!)」というセリフでも、mother以降の音声が消されていました。

【違い11】DEAのメスラボ襲撃前

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ハンク「なんというか草があるだろう?」ゴメス「セージだ 馬鹿な相棒を持つと困る」

エミリオがいるメスラボにDEAが踏み込む前、ハンクとゴメスが仲良くディスり合うシーンがdTV版では一部カットされています。

【違い12】DEAのメスラボ襲撃中、隣のおねえさんの胸

これはビックリしました。ジェシーが隣の家から逃げるシーンで、二階から服を投げるおねえさんがいますが、dTV版ではちゃんとブラをしてました。

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dTV版はブラをしてる

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hulu版はモロポロリ(画像はモザイク入れてます)

【違い13】スカイラーとマリーの会話シーン

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スカイラーとマリーが、オークションで落札された品物を包装しながら、スカイラーの小説のことや夫婦生活について話すシーンもdTV版にはありません。

【違い14】学校から備品を盗み出すシーン

ウォルターが学校の保管庫から実験器具などの備品を盗み出す場面では、dTVでは車で学校にやってくるシーンがありますが、huluはなし。逆にhuluではdTV版にはない短いシーン(備品を持ち出す際に外を伺うウォルター)があります。

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huluにはないシーン

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dTVにはないシーン

【違い15】ジェシーのセリフがすこーし違う

ジェシーがウォルターに「(メス製造に)自分の家を使え」と文句を言うセリフがdTV版ではありません。また、ジェシーがクレイジーエイトに会いに行くところで、犬の話をしてますが、dTV版ではこのときのセリフがちょっと短いです。

【違い16】クレイジーエイトのセリフが短い

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「あんたが作ったのか?あれは傑作だ マジで惜しいよ」

ウォルターがDEAと一緒にいたことがバレたところのクレイジーエイトのセリフがdTV版は少しカットされています。

【違い17】ベッドシーン2

最後のベッドシーンではそれぞれ違うカットがありました。

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huluにはないカット

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huluはdTV版よりキスシーンが長い

上に挙げた以外にも、dTV版では「ウォルターが自宅のプールにマッチを投げるシーン」や「荒野で火事になってRVで逃げるシーン」、「ラスト近くでウォルターがお金を乾かしているシーン」などが短くカットされたりしてました。

「修正版」だけあって、フォーレターワードや性的場面が消されたり削られたりしてるんですねー。それと、放映時間の都合だと思いますが、物語の本筋には直接影響しない部分がちょこちょこ削られてるみたいです。でもチャドがウォルターをディスるシーンまでなくなってるのはビックリしました。

ただ、短くなってるとはいえ、公式サイトで見られるエピソード1も無修正版ですし、DVDやブルーレイも無修正版だと思うので、マニア的にはdTVのほうがレアかもしれません。また、dTV版と他でここまで差があるのは最初のエピソードだけのようです。

無修正版と修正版を比較するサイトMovie Censorship.comによると、まだ他のバージョンもあるようです。私も大概しつこく違いを調べたと思ったんですが、リンク先ではもっと詳しくもっと細かく違いが書いてありました。それにしてもこんなサイトもあるんですねー。ネットは広大だわ…。