クレイジーエイトはスタッフに愛されすぎて生き延びた【ある意味エミリオも】

S1E1「化学教師ウォルター・ホワイト」に登場するストリートのドラッグ・ディーラークレイジーエイトエミリオ。もともとはふたりとも最初の1話だけで退場するはずだったようです。

以下「ブレイキング・バッドシーズン1前半のネタバレを含みます!

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エミリオ(左)とクレイジーエイト

ふたりとも第1話で死ぬはずだった

シリーズ第1話の最後、毒ガス(リン化水素)が充満するRV内に閉じ込められたクレイジーエイトとエミリオ。実はもともとの脚本では、ふたりともそこで死んでしまうはずだったようです。ところが、クレイジーエイトを演じたマックス・アルシニエガとエミリオを演じたジョン・コヤマのふたりがあまりにもいい人たちだったので、キャストからもスタッフからも「みんなマックスとジョンが好き!ふたりをもっと(ドラマに)出して欲しい!」という声が上がったんだそうです。

ブレイキング・バッド」製作者のヴィンス・ギリガンが第1話のビデオ・コメンタリーやS4E8「ガスの過去」ポッドキャストで語ったところによると、いろんな人が入れ代わり立ち代わりやってきては「なんとかならないか」と聞いてくるので、そこまで言うなら…と脚本家と話し合った結果、「遺体を2つ扱うより、1人が生き残っていたほうが大変じゃないか?」ということになったそうです。

生き残ることになったクレイジーエイト役のマックス・アルシニエガは代理人から「あと数エピソード出てほしいそうだ」と聞かされ「死んだのに!?」とびっくりしたとか。

エミリオ役のジョン・コヤマもその流れで再び登場することになったようです(遺体として、だけど。バスタブの底に思いっきり顔ぶつけられて目が動いちゃってたけど…)。

なかでもマックス・アルシニエガの愛されっぷりはすさまじく、ビデオ・コメンタリーでは、ウォルター役のブライアン・クランストンが彼のことを「マックスはまるで世界で一番優しい男みたいだ(Max is like the sweetest guy in the world)」と言っていますし、ウォルター Jrを演じたRJ・ミッテ君も「最高に良い人」と言っています。マリー役のベッツィ・ブラントはギリガンに「(マックスを)幽霊役でも出せない?」と聞いたようですし、ジェシー役のアーロン・ポールは共演以降マックス君と親友になったそうです。どんだけいい人なんだ…。

以下「ブレイキング・バッドシーズン4のややバレを含みます!


ガスのメキシコ時代のビジネス・パートナーの名前は、マックス・アルシニエガが由来

シーズン4には、マックス君の名前をつけられたキャラクターまで登場します。

そのキャラクターは、S4E8「ガスの過去」に登場するガスのメキシコ時代のビジネス・パートナー、マックス。彼のフルネームは「マキシミノ・アルシニエガ」ですが、この名前はマックス・アルシニエガの本名(正確には「マキシミノ・アルシニエガ ジュニア」Maximino Arciniega Jr.)からつけられたそうです。愛されぶりここに極まれり…!

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ガス(左)とマックス

「ブレイキング・バッド」では「もともとの脚本ではもっと早く退場するはずだった」というキャラクターが他にもいますが、ヴィンス・ギリガンはインタビュー等で何度か「こういう変更ができるところがTVドラマの面白さ」と発言しています。

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