【化学】ウォルターの方法ではリン化水素は発生しない

シーズン1エピソード1で、クレイジーエイトたちに殺されかけたウォルターは、自分のレシピを教えると偽って彼らをラボに引き入れ、リン化水素(毒ガス)を発生させました。が、実はウォルターがやった方法ではああいうふうにガスが発生することはないようです。

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ウォルターは、フライパンの中で沸騰しているお湯の中に赤い粉状の物質をドバっと加えることで、毒ガスを発生させていました。のちにジェシーに「赤リンを水蒸気に触れさせて加熱すると、リン化水素が発生する。神経ガスだ。吸ったらマズい(吹替版)」と説明しています。

実際にリン化水素は大変危険なもので、吸い込むと主に消化系を破壊して昏睡状態に至るそうなので、クレイジーエイトとエミリオが咳き込んでから倒れていたのは化学的に正しい反応。

ただし、一般にリン化水素を発生させるには白リンを使うようで、赤リンの場合はヨウ化水素を加えてかなり高温に熱しないといけないとか。ちなみに赤リンの発火点は260度…。というわけで、ウォルターがやったように赤リンをフライパンの中の熱湯と水蒸気に加えただけでは、ガスは発生しないそうです。

実際のメス製造の現場で赤リンが使われることや、メスの原料である有毒物質を高温に熱しすぎた結果の爆発や火傷、火災などがつきものなことから、このエピソードが書かれたようです。

※化学の知識ゼロの人間が書いてます!間違い等ありましたらツッコミお待ちしてますー