麻薬王 “ウォルター・ホワイト”は実在する(しかも二人)

「ブレイキング・バッド」の放送が始まった2008年に「調理人」のウォルター・ホワイトが、終了した2013年には「ディーラー」のウォルター・ホワイトが、それぞれ逮捕されています。

アラバマで最高純度のメスを10年間作り続けた「ウォルター・ホワイト」

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「ブレイキング・バッド」の主人公ウォルター・ホワイトと同姓同名の人物、55歳のウォルター・ホワイト(Walter White)は、アラバマ州で最も「成功した」メス調理人でした。1988年から逮捕時までメスの製造を10年も続けていた彼の製品は「ミシシッピ東部で最も純度が高い」とまで言われていたようです。「彼はただの『調理人』ではなく『シェフ』と呼ばれるべき」と称える人もいるとか。

メスの調理を始める前は建設関係の仕事を真面目にこなして、家族も大事にしていたそうですが、メス製造で手に入るお金が桁違いだったせいでだんだんとそっちが本業に。簡単に稼いだ金は使うのも簡単とはよく言われますが、ホワイトも例外ではなく1日数千ドルもの大金を散財していたとか。

当然のように家族とはだんだんと疎遠になり、妻とは離婚。そのうち当局に目をつけられ、弁護士に足を洗うようアドバイスされるも別の州でメス製造を続けたため、ついに2008年に逮捕されました。

このニュースは「ブレイキング・バッド」放送開始後に話題になり、本人が登場するドキュメンタリーにもなっています。ドキュメンタリーは「私の名前はウォルター・ホワイト。メスの調理人だ」で始まっています。

話題になった時点でまだ判決は出ていなかったようですが、犯した罪の重さを考えれば、今後一生刑務所暮らしであろうとされています。

The Real Walter White – Vice | Youtube

息子に撃たれたモンタナのドラッグ・ディーラー「ウォルター・ホワイト」

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もう一人は、油田で労働者にドラッグを売った罪などで2013年に逮捕されたウォルター・ホワイト(Walter J. White)、53歳。

ドラッグのことで口論になった末に実の息子に撃たれ、家宅捜査でメスや銃、大金が見つかって逮捕されたようです。

本人曰く「自分は本来こんな人間ではない」そうですが、足を洗おうとすると売人に脅され、自身もドラッグ中毒になっていたこともあり、なかなか辞めることができなかったと供述しているようです。他の売人に狙われたりドラッグを盗まれたりするのを恐れていつも枕の下に銃を隠して寝ていたとか…。

こちらはすでに12年以上の刑が確定しています。父親を撃った息子ブランドン・ホワイトも3年の連邦刑務所行きが確定したそうです。