ジュニアが作った募金サイト「SaveWalterWhite.com」は実在する

「ブレイキング・バッド」では劇中に出てくる電話番号が実際に通じたりジェシーのMyShoutページやソウルの公式サイトが存在したりというお遊びがちょくちょくありますが、ジュニアが作った募金サイト「ウォルターを救えドットコム(SaveWalterWhite.com)」も実在します。

savewalterwhite

サイトというか、「ホームページ」的な懐かしデザイン。色合いもすごい。さらに、ダサいという理由で英語圏で忌み嫌われている(ある意味ものすごく愛されている)「コミックサンズ (Comic Sans)」という書体が指定されています(PCにコミックサンズがない場合は近い書体で表示されます。私はこのサイトを見るためだけにコミックサンズ インストールしたよね)。いかにも素人が頑張って作りました!というサイトなのがまた素敵。

ページの下の方に募金ボタンがありますが、クリックしても課金されたりはしないのでご安心を。というかサイトのどこをクリックしてもAMCの「ブレイキング・バッド」ページに飛びます。

サイトにはジュニア君の切々とした思いが書いてあります。以下かなり意訳ですが、訳してみました(長くなったけど、これでも結構省略してます)。

僕の父さんは最高だ。でも、おかしいんだけど、彼が死にかけてるって知るまでそのことに気づかなかった。彼はもう直ぐ死ぬ。これは現実なんだ。

父さんがいることが当然だと思ってた。ただいつもそこにいたんだ。部屋を片付けろとか一生懸命勉強しろとか言われたり「家族の時間」とかで休日に早起きさせられるのが嫌だった。以前は「今日はどうだった?」って聞かれるのも本当に嫌だったけど、今ではそれを聞けてラッキーだと思う。父さんが咳をしてるのを聞くのさえ好きなんだ。まだそこにいるってことだから。まだ僕の父さんだから。

父さんはウザいくらい頭がいい。ほとんどなんでも知ってる。例えばコップ一杯の水に塩を一掴み入れても水は溢れない、とか。実際水は減るんだ。父さんは料理も好きで、料理するといつも「化学反応が起こっている」とか言うんだ。

高校にいると、他の生徒が父さんをどう思ってるか聞かされる。僕はいつも「ホワイト先生の子供」扱いだ。時々みんなは父さんを「ミスターワラビー」って呼んでる。父さんがいつも履いてるすっごく負け犬っぽい靴の名前だ。僕を怒らせたくって父さんを悪く言ったりするヤツもいる。
でも父さんはみんなにベストを尽くすことだけ期待してる。彼がそうしてるように。もし精一杯努力しないやつがいたら、父さんは見過ごさない。家でも学校でも、それが父さんなんだ。

僕は自分の障害のせいでいろんなことができないけど、それは父さんにとって問題ない。僕が会ったことのある他の家の父親じゃそうはいかなかったと思う。スポーツとか、そういうことが好きなだったらがっかりしただろう。けど、父さんには障害はないけど、父さんがフットボールを蹴るとこなんて想像つかない。そういう意味で、うまくやってるし、彼が僕の父親で、僕が彼の子供なのは理にかなってると思う。

今、僕ら家族は厳しい状況にある。かあさんのお腹には「サプライズ・ベイビー」がいたし(ホリーっていう名前だ。今は生まれたてだけど本当に可愛い)、父さんは生活費を稼ぐために学校の後にアルバイトもしてる。これはガンって診断される前からだけど。僕らはお金をあまり持ってない。けど今まではそれで問題なかったんだ。医療費がかかるようになるまでは。でも父さんはすごく誇り高くて…本当にそうで…チャリティーとかは受けたがらない。だから僕がこれをやってるんだ。彼を怒らせたり困らせたりしたいわけじゃない、なんであろうと父さんに戦う機会を持ってほしいからだ。

ひとつ理解できないのは、なんで一人の人間を救うために、普通の人では払えないほどのお金がかかるのかってこと。それと、どうして保険が利かない医者がいるのか(ベストな医者ほどそうだ)。間違ってると思う。父さんが治療を受けたがらない一番大きな理由は僕らに莫大な借金を残したくないからだ。それが僕の父さん。父さんは僕らを何よりも愛している。彼自身よりも。でも僕らは父さんができる限りそばにいてくれるよう、できることは全部やってほしい。手術は彼の命を救うチャンスなんだ。でも僕らはそれを賄えない。そして一日一日が過ぎるごとに父さんと一緒に居られる日は減っていく。僕は小さな妹に父さんのことを教えてやったりしたくない。彼女には自分自身で父さんのことを知ってほしい。

僕の父さんは最高です!でも彼は困った状況にあります。肺癌です。父は手術が必要です。今すぐに!

どうか手術費用を寄付してください。そして父さんのために祈りを!

「ブレイキング・バッド」を最後まで見てからこの文章を読み直すと感慨深いです。こんなに家族思いのジュニアが…もう…ホントにね…(自粛)。