ガスの「あのシーン」のメイクは「ウォーキング・デッド」の特殊効果チームが担当した

シーズン4ファイナルで、ガスの顔が大変なことになっていますが、あの特殊メイクは「ウォーキング・デッド」でゾンビメイクを担当しているチームによるものだそうです。

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ガスの特殊メイクを担当したのはグレッグ・ニコテロ(Greg Nicotero)氏とハワード・バーガー(Howard Berger)氏。両氏は特殊効果制作会社KNB EFXの創設者で、「ウォーキング・デッド」の他にも「死霊のえじき」や「ナルニア国物語」「プレデターズ」をはじめ400以上の映画やTVで特殊効果を担当しているプロ中のプロ。

DVD特典映像「Inside the Explosive Finale」やEWの記事によると、ガスの最期のシーンについては実際に撮影する数ヶ月も前から準備が進められていたとのこと。

まずガスを演じるジャンカルロ・エスポジートの顔から胸にかけての型を取り、それをさらにPhotoshopで加工して顔の「ダメージ具合」をスタッフ一同で検討。耳が残ってるもの、残ってないもの、あごがあるもの、ないものなど、ありとあらゆるパターンを作ったそうです。

エスポジートの型を取ってるシーン。ちなみにエスポジートさん、普段のインタビューとかだとめっちゃ気さくでいい人なのでガスとの落差に戸惑うw
Breaking Bad Season 4 Death of Gus: how they did it | Youtube

最終的なイメージが固まったら、次はリアルな胸像(スカルプチャ)を作ってイメージを正確に再現。さらにそこからダメージ部分だけをメイクアップ用のゴム製のお面のようなものに加工して、エスポジートの顔右半分に取り付け、特殊メイクを施した状態で撮影に至ったようです。このメイクには4時間半もかかったとのこと。

もちろんメイクだけでは欠けている部分は表現できないので、撮影後に3Dの頭部と合体させてるんですが、この3Dデジタル合成はビジュアル・エフェクト・スーパーバイザーのビル・ポウロスキ(Bill Powloski)氏が担当。FX Guideのインタビュー記事に、詳しい合成過程の写真がありました。

このシーンの特殊効果で、ニコテロ氏とポウロスキ氏含む4名(Bruce Branit、Werner Hahnlein、Gregory Nicotero、William Powloski)が2011年の視覚効果協会賞にノミネートされています。

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