【最終話】ウォルターが電話をかけた「スーザン」って誰?

最終話「フェリーナ」で、ウォルターはシュワルツ夫妻の情報を得るためスーザンという人物に電話をかけますが、このスーザンという人物、一体誰なんでしょうか?

calling
「ニューヨーク・タイムズのデヴィッド・リンですがスーザンをお願いします」

「スーザン」はシュワルツ夫妻の秘書(たぶん)

劇中では彼女が誰なのか全く説明がありません。「多分グレイマター(グレッチェンエリオットの会社)の受付とか秘書とかかな?」と思いつつ自信がなかったので検索してみると、やはり「シュワルツ夫妻の秘書だろう」という意見が多いようです。

掲示板Red Cafeに「スーザンって誰?スーザンは”デヴィッド”(ウォルターが名乗った偽名)を知ってるの?なんでウォルターはスーザンが”デヴィッド”を知ってることを知ってるの?前にも電話したって何?ノイローゼになりそう」と書き込んでいる人を発見。

それに対する他のユーザーからの答えはこんな感じ。「スーザンは夫妻の会社の秘書、もしくは個人秘書、もしくはその他大勢の(会社の)下っ端か、わからないけど、以前にもウォルターはデヴィッドのフリをして彼女に電話をかけたことがあって、今回は二度目。なぜなら初めての電話でいきなり住所を聞くよりも、まずは取材を申し込む電話をしたあとで改めて住所を聞いた方が怪しまれないから」「たぶんウォルターはスーザンが長く勤めてる秘書だって知ってたんじゃない?」などなど(超意訳)。

はっきりした役職等はわからないものの、シュワルツ夫妻の予定を管理する立場にいることは間違いないので、やはり秘書的な人物と考えるのが自然なようです。

いつ一度目の電話をかけたのか?

でも、一度目の電話はいつかけたんでしょうか?

s5e1

ウォルターがシュワルツ夫妻に「復讐」することを決意したのは、「ニューハンプシャー」終盤で二人が出演しているTVを観てからのはず。なので、ニューハンプシャーからアルバカーキに向かうどこかの時点で一度目の電話をかけたことになると思います。

S5E1「自由か死か」で、ウォルターがニューハンプシャーからアルバカーキまでは約30時間だと言っているので、一度目の電話は前日か前々日のことだったようです。

最初観た時、字幕では「この前連絡した件だが」と言っていたので「そんな最近のことかー?」と思ったんですが、英語を確認したら「It’s David again」とだけ言っていたので、これなら一度目の電話が1時間前でも問題ない感じかなーと納得しました。

最後のセリフが意味深だった

ちなみに英語だと意味が…というのがもうひとつあって、ウォルターはこの電話を切る直前「きっといい記事になるはずだ」と言ってますが(吹替・字幕)、このセリフ、英語だとこう↓

This should make one hell of a story.

hell of」は「素晴らしい、ずばぬけた」といういい意味と、「とても酷い、異常な、とんでもない」という悪い意味のどちらもあるので、素直に聞けば「素晴らしい記事になるはず」なんですが、シュワルツ夫妻に何か悪いことが起きて「酷いことになるはず」とも取れるんですねー。

まぁ私もRedditの実況スレッド見るまで全然気づかなかったんですが、スレッドではこのセリフに対して「ああ〜なんてこった!」「シュワルツ夫妻死んだー!」「ゾクッとした」と大反響でした。

【余談】最終話のRedditの実況スレッドは開始10分で900レスを超える盛り上がりで、一時Redditが繋がりにくくなったほどだったようです。放映前から「遂にこの時(最終回)がきた」「まだ気持ちの準備ができてないよ…」「もう既に寂しい」とか言っている人がいっぱいいて、クレジットが出ると「バッジャーとピートが出るぞー!」と盛り上がったり、この電話のシーンでも「グレッチェン、エリオット気をつけてぇー!」「(二人は)終わったー!」とか一気に何十件も書き込まれたり、当時の様子が垣間見えてすごく面白いです(総レス16000件近いので全部は読んでないですがw)。

ニューヨーク・タイムズは名前が出ることを知らせされていなかった

当然ながら、ニューヨーク・タイムズの記者デヴィッド・リンは実在しないようです(少なくとも当時は同姓同名の方は在籍していなかった模様)。

ウォルターが住所を聞き出すために使った手段は、偽名を使って接触し、個人情報を引き出すという所謂「ソーシャル・エンジニアリング」とか「ソーシャル・ハッキング」と言われる手口で、ウォルターはニューヨーク・タイムズの記者を装ってニューヨークから電話をかけてる(フリをしている)ので「インタビューは電話でもできるけど写真を撮るにはカメラマンを手配する必要がある。だから住所が必要だ」というわけですね。もちろん、権威ある新聞の記者を名乗ることで、相手の信用を勝ち取ったという面も大いにあると思います。

ただ、この電話シーンと、前回「ニューハンプシャー」のTV番組の双方にニューヨーク・タイムズの名前が出てきますが、当のニューヨーク・タイムズには許可を取っていなかったようです(いいのか)。それでもスポークスマンのEileen Murphyさんは「(もし要請があったとしたら)たぶんOKを出した案件だったと思う。みんなとても喜んでいた」とインタビューに答えています。

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