「ベター・コール・ソウル」の一番最初のエピソード(s1e1「駆け出し」)の冒頭は「ブレイキング・バッド」後のソウルを描いたモノクロのシーンで始まりますが、このシーン、全てモノクロの中一箇所だけ色がついています。
それはここ↓
ジミー(というかソウル…というかジーン)のメガネに映ったTV画面です。
ティーザーが全てモノクロの中、ここだけ色がついていました。このシーンでジミーが見ているのは、”過去の栄光”である自分自身のTVコマーシャル。過去の自分 –ソウル・グッドマン– がアルバカーキの有名人として活躍していた頃は色とりどりの眩しい世界、かたや今現在の彼の生活は色がないモノクロの世界に見えているのでしょうか。
私は初めてこのエピソードを見た時、冒頭の”シナボン”でいきなり「ブレイキング・バッド」ネタが出てきたのでかなりウケてたんですが、このシーンのジミー(ボブ・オデンカーク)の表情にはなんとも言えない気分にさせられました。そしてこのメガネの中の色に気づいた時は鳥肌が(感動して)。「ブレイキング・バッド」同様、細かいところまで本当によく考えられているんですね。
“色”についてのトリビアはこちらもどうぞ。
ベター・コール・ソウルでは色に注意してみると今後の展開がわかる(かも)