「ブレイキング・バッド」終了後、ウォルター役のブライアン・クランストンが初めて出演した映画といえば「ゴジラ(Godzilla)」ですが、実は映画のオープニング・クレジットに一瞬「ウォルター・ホワイト」の文字が見えます。
この「ゴジラ」のオープニング・クレジットは、古い戦争等の記録映像を使って「過去の核実験も実はゴジラを根絶するためだった」と推測させるような内容になっていて、キャストやスタッフの名前が公文書(的なもの)の一部を隠すと現れるようなデザインになっています。
で、ブライアン・クランストンのところ、ホントに一瞬なのですが、文章が隠されていく過程で「Walter」と「White」が最後に残るようになっています。

WALTER MALCOLM HAS CLAIMED THAT
GOVERNMENT MEN DRESSED IN WHITE
LAB COATS ROUTINELY APPEAR AT SITE
AND BRYAN CRANSTON
SHORTLY AFTER THE EVENT ALL RESIDENTS
ARE SWORN TO SILENCE.ウォルター・マルコムによると、実験用の白衣を着た政府の人間が何度もその場所に現れ、事件のすぐ後に住民は何も喋らないと約束させられたという
GIFにしてみました(スマホだとわかりにくいかも…)。

「ウォルター・ホワイト」だけでなく「Malcolm」もありますね。(Malcolm = マルコム・イン・ザ・ミドル = ブライアン・クランストンの「ブレイキング・バッド」以前の代表作)。
以下は動画ですが、知ってて見てもわからないくらい一瞬です。最初に気づいたのは映画ブログ「/Flim(スラッシュフィルム)」の読者Jake Eさんだそうです。SUGEE!
他のキャストの部分にも過去の作品が隠されていたりするそうです。粋なお遊びですね。
クランストン曰く「ゴジラ」で自分が演じたキャラクターの扱いは「間違い」
以下「ゴジラ」のネタバレになりますので未見の方は注意!
この映画「ゴジラ」に関しては、ブライアン・クランストン本人がNerdistのポッドキャストで「あの時点であのキャラクター(クランストンが演じた学者)を殺すのは間違いだ」と話したことが話題になっていました。最初は学者の視点で物語が進んでいて、観ている人も彼の心情に沿っているのに、あの時点で死んでしまうと肩透かしを食らう…という趣旨のことを話していて、「自分が演じなかったとしても、あそこで殺すべきではない」とスタッフにも話したそうですが、撮影に参加するのが遅かったためその時点でどうにかなる問題ではなかったとのこと。
私も観たとき「(死ぬの)早っ!」と思いましたよ…。
Bryan Cranston Also Had A Problem With His Character In ‘Godzilla’ | UPROXX
ポッドキャスト:NERDIST PODCAST: BRYAN CRANSTON RETURNS
余談ですが、今回いろいろ調べていて、このオープニングを制作したタイトル・デザイナーが、あの映画「セブン (Se7en)(1995)」のオープニング・クレジットで大絶賛されたカイル・クーパー(Kyle Cooper)氏だと知って、思わず鳥肌!「セブン」のオープニングは当時ものすごい衝撃でした。