「ブレイキング・バッド」では何人かのメス・ジャンキーが登場します。彼らを見ると「メスってちょっとなら大丈夫じゃね?」とか誤解してしまいそうですが、当然ながらこれはフィクションで現実とは違います。メインの登場人物の歯が溶け、ゲッソリ痩せて肌がボロボロになっていたら絵的にアレだから、そうしていないだけと思われます。
メスはメタンフェタミン(Methamphetamine)の略で、要は覚せい剤のこと。
私自身こんなサイトを運営しているくらいですから「ブレイキング・バッド」が大!好き!で、不満な点はほとんどないんですが、一つだけ挙げるとしたらメスの影響がやや軽く扱われている気がすることでしょうか。
メスは「友人や子供がメスにハマったとしたら、以前のその人にはもう二度と会えないと思うべき(人が変わってしまうから)」と言われるほどで、常習者がメスを絶とうとしても、薬への欲求は「人間の意志でどうこうできるレベルではない」という、ものすごい中毒性と壊滅的な破壊力がある薬物だそうですが、その辺を示唆するエピソードがあまりなかったなーと。まー、でも絵的に厳しかったり、深刻になりすぎるからだろうなーとも思うんですが。
麻薬中毒者の画像あり。閲覧注意です
というわけで、以下に現実の麻薬中毒者の画像を貼っておきます。画像は麻薬中毒者用リハビリ施設のマッチングサイトRehabs.comからの引用です。
Before and After Drugs (Meth) via Rehabs.com
わずか数年でビックリするほど容姿が変わっていますね…。
画像に挙げてあるメス常習者の外見的特徴は以下(意訳)。
- 肌が荒れ、顔が傷だらけになる
ニキビができたり、悪化したりする。また、ドラッグの影響で皮膚の下を何かが這いずり回っているような感覚に陥るため、皮膚をかきむしったりえぐったりした結果、顔中傷だらけになることが多い。
- 筋肉が衰え、虚ろな顔つきに
食欲が減退して、長い間食事を取らなくなる。結果、体は脂肪や筋肉を消費してしまうので、常習者はげっそりと痩せて虚ろな顔つきになってしまう。
- 歯と歯茎が痩せ、ボロボロになる
「メス・マウス」と呼ばれるボロボロの歯・歯茎になってしまう。
- メスの化学物質により歯のエナメル質が溶ける
- 歯茎の血管や歯そのものが縮む。さらにメスは悪化の速度を加速させる
- 唾液が減るため有害な酸による口内のダメージが増加する
- メスを使うと甘いものが無性に食べたくなる
- メスの副作用としてよく見られる非常に強い歯ぎしりも悪化の原因に
- 年齢より老けて見えるようになる
肌の状態が悪くなり筋肉が落ちて脂肪も減ってしまうため、非常に不健康な見た目になり、さらに歯もボロボロになることから、年齢に合わせて不自然なほど老けて見えるようになる。
他にも、Google画像検索を「methamphetamine victims」などで検索すると、恐ろしい画像が山ほど出てきます。
当然ですが、違法薬物は絶対にやめましょう!
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