「ベター・コール・ソウル」シーズン3のPRの一環として「ロス・ポジョス・エルマノス 社員教育ビデオ」が公開されました。ビデオにガスが登場するのはもちろん、他にもこまごまとした「ブレイキング・バッド」ネタが仕込まれています。
以下「ブレイキング・バッド」のネタバレを多々含みます。未見の方はご注意。
「ロス・ポジョス・エルマノス」の新人社員に向けて心構え等を教えるオンライン教育ビデオ(という設定)。ジャンカルロ・エスポジート演じるガス・フリングが登場して会話や服装、姿勢や清掃について教えてくれるんですが、普通の社員教育とはちょっと違うところも…。
社員教育ビデオ第一弾は「Communication」。接客全般についてガスが説明してくれます。
以下超てきとう訳注意 ※間違いを見つけたら(99.1%ありそう)教えてプリーズ!
「ロス・ポジョス・エルマノス」ファミリーへようこそ!私の名はグスタボ・フリング。ガスと呼んでくれ。君がチームに加わってくれてワクワクしてるよ。私たちは毎日欠かさずお客さまに特別な料理を非の打ち所のないサービスとともにお届けしている。全てに誇りを持ってやっているんだ。この10週間のオンライン・セミナーを終えたときには、君もそうなっていると確信してるよ。私は人を見極めるのは得意でね。
超いい人オーラを出しているガスですが、「人を見極めるのは得意でね」という時の表情がちょっと怪しい。このセリフ、「ブレイキング・バッド」S4で、突然マイクと行動を共にさせられるようになったジェシーが「なぜ俺を?」と尋ねた時のガスの返事「I like to think I see things in people」と全く同じです。
「人を見極めるのは得意でね」 「ブレイキング・バッド」S4E6「それぞれの不安」より
最初に、「ロス・ポジョス・エルマノス」ブランドに不可欠なものについて話そう。それは「会話」だ。お客さまの食事体験の良し悪しは従業員である君にかかっている。言葉やふるまいがお客さまにどう映るかを意識しよう。
サングラスのお兄さん、変なかつらをかぶったヴィンス・ギリガンに見えないこともない
イラストの左下の木箱を運んでるお兄さんが明らかに怪しいんですがそれは。
いつも姿勢に気をつけよう。背筋をまっすぐにするのを忘れずに。お客さまにも、君の背中のためにもいい。見た目にも気を配ろう。従業員にはみんな、ふさわしい服装をして、ユニフォームをいつも清潔にし、きちんとアイロンがけしてもらっている。敬意を払ってもらいたいなら、それなりに見えないとね。
ランドリーが回ってるシーンは「ブレイキング・バッド」S1のウォルターのこの↓シーンのパロディでしょうか?
真ん中のイラストの構図に既視感 「ブレイキング・バッド」S1E1「化学教師ウォルター・ホワイト」より
尊敬と言えば、私たちは「やあ」とか「うん」とか、一言だけの挨拶は決して使わない。いつもお客さまの目を見て会話しよう。
最後に、君がお客さまと一緒にいるときもいないときも、平静でいよう。頭のなかでは君は宿題のことや友達のこと、またはサイドビジネスのことを考えていてもいい。でもそれを誰にも悟られてはいけない。なぜなら「ロス・ポジョス・エルマノス」ではいつも、誰かが君を見ているから…。
「友達のこと」という時に「乾杯!(Salud!)」という声が聞こえます。服装といい、これはドン・エラディオ…?と、友達…?!
服装に注目。よく見たらグラスも一緒w 「ブレイキング・バッド」S4E10「復讐の杯」より。原題は「Salud」
「サイドビジネス」は思いっきりメス作ってますし、「いつも誰かが君を見ている」のセリフで背景が暗転&ガスの表情が顔芸の域へ…。
だからいつも笑顔を忘れずに!今日のところはこれまで。次は清掃について話し合おう。
次は社員教育ビデオ第二弾「Cleanliness」、清掃編です。長くなったのでページを分けますが、第二弾も「例のあの本」はじめ「ブレイキング・バッド」ネタがいっぱいです。